なんだか見てない友人から「どうだった?」を矢鱈に聞かれる映画。
これは一重にキアヌ効果だろう、と邪推してみる。
俳優で、ジョニー・デップと同じくらい厳しく
出演する映画を吟味する俳優、それがキアヌ。
興行収入面で言えば、ジョニーより優秀と言えます。
まぁある一定レベル以上の作品である可能性が高い役者だってこと。
変な人だけど、いいんじゃないかなぁ…
天才肌で。
ということで、『地球が静止する日』ですが…
内容は
主人公ヘレンは微生物学者(地球外でも生きていられるバクテリアなどを研究している)
彼女には、死んだ旦那の連れ子であるジェームスという幼い男の子がいる。
血の繋がりがない為か、自分に反抗してばかりの子供に手を焼きつつ、それでも関係を築こうと努力しているヘレンだったが…
そんなある日、マンハッタンに地球外から謎の物体が落下してくる、という危機が訪れる。
色々な分野の学者が極秘裏に集められる中、ヘレンも軍によって召集されるが
その落下物から現れた生物は、人間とそっくりな形をしていて、人類に警告を発しに来た、と言う。
情報隠蔽を図るアメリカと、世界各国で観測される、マンハッタンに落下したのと同じ謎の球体。
そして、エイリアンである彼はある決断を下す。
まぁ、語り尽くされた感のある映画ですが
一応、半世紀前の作品のリメイクなので画像のクオリティは高いです。
(願わくば、巨大ロボットのデザインをもっと…何?アレ?アイアンマン??))
というか、それだけです。
いやぁ、やっぱりスーツ姿のキアヌはカッコいいな!というだけの映画。
てか、僕にはストレス過剰で、終始イライラしっぱなし!な映画だったり。
とにかく、子供がムカついてムカついて。
最初から最後までイラついて。
綺麗事を並べる主人公とかもイラついて。
人類など滅んでしまえば良いのにーーーーー、と本気で日夜思ってる僕としては
だっふんだ!!!!という映画。
キアヌ演じるエイリアンは、地球を救う為に、地球に害する人類を滅ぼすかどうかの決断にやってくるんですが
まぁ最終的には主人公たちの
「私たち人類は変われるのよ!!」とかいう陳腐なヒューマニズムに流されて
「君たちは変われるさ!」みたいなノリで助けてくれて去っていくわけですが
変わるか!
というか、結局ことの真相を知っているのは一部の人間だけで
それ以外の人類は何が起こっているかも分からない状態で助かってて
何も知らないで助かっちゃってる人達は、今まで通りの生活を続けるだろうし
真相を知ってる一部の人間(ほんの数人)が、生活を改善して努力しようと、なんにもならんというか
今日もどっかで、何かしらの生物は人類が犯したものの所為で絶滅してるんですけど…と思えば
一日でも早く、とっとと駆逐してしまって再生する方が
他生物の多様化という、生命神秘と進化の面では遥かに有意義だし
価値があるのだ、と。
(危険思想。そして動物愛護な感じ。動物愛護団体は大嫌いですけども!!)
ちょっと親切にされたくらいで
ちょっと人の愛情に触れたくらいで
情に流されて判断覆すなんて、そんなのダメダメじゃないか!
甘やかして良い結果を産むことなんてないのだ!
てか、人類が変わらないで、愚行を繰り返し続けるのなんて歴史を見たら明らかでしょうに…
ああ、ストレス。
滅べば良かったのにーーーーー
という映画でした。
とりあえず、スーツ姿のキアヌが見たければコンスタンティンとか見てる方が遥かに精神衛生上良いと思われ。
僕はもう二度と見ないかなーーー…
PR