ふ、とその日占いを見たら
その日のラッキーアイテム(?)が『思いっきり泣ける恋愛映画』、で
そもそも恋愛映画を見ないのに、ハードルたっけぇ!と思ったのですが
その後新聞見たら、深夜に 『ホワイトライズ』 がやるって書いてあって
確か、泣けると前評判のあった映画だったはず、と見ることにしました。
(占いのラッキーアイテムとか、気にしない人なんですけどね。なんとなくよね。気分??)
しかし案の定というか。
何処が泣けるんですか??みたいな結果に……
残念。
映画の構成はなかなか面白く、普通に撮ってたら絶対途中で中だるみするだろうなぁ、というのを
構成と時間軸と視点の変化で乗り切った、という
まさに監督の腕の見せ所。力技一本、という映画でした。
内容は主人公を含む、四人の視点によって語られるオハナシ。
結婚を間近に控えた主人公、マシュー。
しかし彼には二年前に急に何も言わずに姿を消してしまったリサという忘れられない彼女がいた。
ある日、マシューはリサに良く似た後姿を見つけてしまう。
仕事を放り出して、リサを探し彷徨うマシュー。
そしてとうとう彼はリサのアパートを探しだす。
リサの帰りを待つマシューの前に現れたのは、リサとは似ても似つかない女だった。
そして彼女は言う。「私がリサよ」
マシューがこの数日、リサだと思って探していたのは彼女だったのか?同じ名前の、リサと同じ靴を履いた、リサと同じコンパクトを持っている、もう一人の全く知らないリサ。
混乱するマシュー。
リサはやはり何処にもいなくなってしまったのだろうか?
という話を、マシュー視点。リサ視点。もう一人のリサ視点、マシューの友達視点から語られるオハナシ。
確かに一部、切ないなぁとか思った部分もあるんですが
それでも、それでも。
そしてマシューが、結局現在、結婚を間近に控えた婚約者がいるわけですよ。
その婚約者のコネで良い会社とかに入ってるわけですよ。
婚約者、一切悪くないんですよ。
なのに、マシューはリサを探して彷徨うのです。
なんだろう?忘れられないなら付き合うなよ、とか
それならちゃんと結婚話が出る前に話あえよ、とか
リアルに。リアルに傍にいたらお説教 or フルボッコ。みたいな男で。
きっと僕が主演のジョシュ・ハーネットの顔があまり好きじゃないというのも大きな問題なんだろうな。
ちなみにフランス映画の 『アパートメント』 のリメイク。
主人公はマシューとリサなんだけど、多分もう一人のリサが本当の主人公なんだと思う。
憧れ、嫉妬、友情、忘れられない恋。
僕の人生には存在しないなぁ…
そしてあんまり、存在して欲しいとも思わない。友情以外。
恋愛遺伝子、乙女力は相変わらず低いままなようです…
残念ーーーー
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