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SPIDER DIARY

徒然なるままに…

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2024/04/19(Fri)12:46

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シルミド

2010/10/09(Sat)15:47

sirumido.jpg

今日は朝から雨。
雨の日は気圧の関係か、それとも水音の関係か
とてつもなく眠りが深くなる。というか起きない。起きない。起きない…

ということで、起きても頭がぼ~っとして
なかなか活動をしようとしないながらも、気力体力ともに良いコンディションだった為に
(そして雨なので外出したくない為)
『シルミド』を見ることにしました。

戦争とか、こうゆう実話映画って気合いがないと観れない。
観終わった後の引きずりが半端ないから。


内容は韓国の実話、特殊部隊のオハナシ。

死刑囚である囚人31人は、自由と引き換えにシルミド(無人島の名前)でキム・イルソン暗殺の為の特殊部隊として鍛え上げられる。
しかし、いざピョンヤンに出兵、となった時 国の意向によって、作戦は中止。
そして、韓国と北の関係は微妙な色合いを見せ始め
キム・イルソン暗殺部隊がある、ということを隠し通したかった韓国政府は彼らの皆殺しを決定。
彼らの命ごと、隠滅を図る。
彼らを教育した教官たちに下される、自分の教育兵の殺害命令。
そしてそれを知った彼らは謀反を図り、北ではなく祖国、韓国へ
自分達の存在を訴えに乗り込む。

しかし、そこで待ちうけていたのは『北の凶悪な武装共産ゲリラ』というレッテル。
そして彼らは、自分達と同じ韓国の軍隊に包囲され、集団自決の道を選ぶ。


どこまでも、何処までも救いのない『実話』

シルミドの訓練風景は、とてもリアルだと絶賛された。
すなわち、あれをリアルにやっていたのか…と思うと気が遠くなる。
キム・イルソン暗殺を成功させて、晴れて祖国の英雄に。
犯罪者から英雄になって、国の母親を喜ばせてやるんだ、というまだ歳若い彼らの誓い。
時の情勢に翻弄されて、その命さえも弄ばれた歴史。
入隊した段階で、戸籍を抹消されているからお前達が死んだところでどうにもならない、と言われた瞬間の絶望。
暗黒史。

ああ、居たたまれないなぁ…

しかし救いは、この映画が制作されたことだろうと思う。
隠蔽されたこの部隊の真実が、こうやって白日のもとに晒される時代がきたこと。
未だ、韓国は統一されてはいないけれど、それでもこの事実を事実と容認して
彼らが存在したことを認める国家になっている、ということが救いか。
未だ、北ではこういった成長はない(勿論共産主義だしね)
隣国の国際的な意味での成長を、願ってやまない。

(あと、この部隊の暗殺が成功していたら…と思わずにはいられない…(死))



まぁ、とてもへヴィな映画なので
結構観ることに気合いが必要ですが
もし機会があれば観てみるのも良いかもしれません。

こうゆうことは目を背けるべきじゃないと思うから。



拍手、ありがとうございました!!

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