僕あんまり邦画見ないんですけど(死)
結構テーマが重いのが多くて…
『剣岳』 もそんなひとつ。
内容は
明治時代末期、日本地図で唯一の空白地点(人類未踏)の剣岳への登頂、測量、日本地図完成を日本国陸軍により命令された主人公が、その困難な任務を現地の山の案内人や色々な人達と力を合わせて成し遂げる、というオハナシ。
最初、予告を観た時に 『なんでこんな季節に…夏に行けよ』 とか思ったのですが
そこには日本政府が民間山岳部と張り合った結果、という馬鹿馬鹿しいバックがあって
民間人に負けてたまるか!という軍の意地があって
本当にこの時代の大日本帝国軍というのは 『あ~あ』 感満載。
(いや、いいんですけどね。好きな人物もいっぱいいますし。こんな時代だからこそ出てきた英雄、素晴らしい政治家、軍出身の方々、心から尊敬出来る人が本当にいっぱいいる時代。ある意味、羨ましい。本気で国益について考える政治家がちゃんと活動している時代…うう…悲しくなってきた…)
まぁ、撮影班は大変だっただろうなぁ;;という映像。
役者も大変だっただろうなぁ;;と思う。
剣岳は今現在でも毎年(?)死者が出てしまう山なので、ある意味想像を絶する。
当時の山登りの装備もなんともなんともで…怖い。
わらじで登るのか!!と (当然なんだけど。わらじスパイクに感心しました)
浅野忠信、香川照之、仲村トオル等は多分、今の日本を代表する役者なのだ、と思う。
ぶっちゃけ、どの映画にも出ている感があるけど…
この三人の中ではダントツに香川照之が好き。(いや、お前の好みは聞いてない)
残念なんだけど、仲村トオルはさ…
年代的に『危ない刑事』 とか 『ビーバップハイスクール』 のイメージが強すぎて
どれだけシリアスやってても、なんだか三枚目…というか
感情移入出来ないというか…演技も決して上手くないんだけどね…
とりあえず、見どころはなんといっても宮崎あおい。
主人公の嫁。
本当に可愛い。
僕が主人公の立場なら、『嫁が可愛いから登らない!!』と任務を断るところだ!!
新婚なんだ!
山なんか行ってる場合か!!という感じ。
ああ、可愛い。
普通に面白かったです。
絶対に途中で人が死ぬと思ってたのに、結局誰も死ななかった点もある意味高評価。
安心して観れるね!!
山岳信仰、親子の形、どうして山に登るのか、そして何を得るのか。
地図を作ること、自然の美しさ、自然の厳しさ。
そんなのが詰め込まれた作品。
ところで、仲村トオルは結構色んな作品の中で手旗信号をする。
きっとすっかり覚えてしまっていることだろう(笑)
面白かったデス。
テーマはちょいと重いけど。
なんか、年末とかに見たい (放送されそうな)映画でした。
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