と言っていいか、微妙なんですが…
個人的には面白かったのでww
なんか、ショートコントみないな。
ショートショートみたいな感じな夢でした。
全く、知ってる人の誰一人出てくることのない
キャラが出てくることもない
そうゆう夢だったんですけど(たまに?結構??ある)
文章に起こしてみました★(暇なんですか??かめこさん……)
興味があったら見てやってくださいw
[ 嘘発見機アプリ ]
男は何度目かになる溜息をついた。
脳裏によぎるのは先程の光景。
自分の彼女が全く見知らぬ男と腕を組んで、ホテルから出てきたのだ。
営業回り。裏道を抜けて帰ろうなんてしなかったら良かった。
いや、しなかったら彼女の浮気に気がつかないままだっただろう。
それなら、今日判明したことは良かったのかもしれない。
何度となく自分に言い聞かせて。
彼女が自分に気がつくのと同時に、自分はその場から逃げ出していた。
そしてそのまま、このネットカフェに避難するように逃げ込んだのだ。
何度も鳴る携帯が鬱陶しくて、電源を切った。
その、今は何も反応することのない携帯が机にの上で、まるでパンドラの箱のように鎮座している。
溜息。
そして深呼吸。
どれくらい時間が経ったのかも分からない。
俺は覚悟を決めて、携帯の電源を入れる。
大量の着信数と、メールが来てることを示すメッセージがディスプレイに表示されるのを、まるで人事のように受け止める。
もう一度、溜息。
そして深呼吸。
俺は留守電に入っているメッセージに耳をすました。
そこには、彼女の悲痛な声で
何度も何度も、誤解なんだ、と。
ゆっくり話がしたい、と。
泣いているのだろう、時々言葉に詰まりながら
傷つけちゃってゴメンナサイ、と入っていた。
十件以上メッセージが入っていたが、半分も聞くことなく項垂れる。
誤解も糞も、あんな場面。どんな誤解があるというのだろう?
しかし、それでも反省してるのなら。
たった一度の過ちならば…
甘いと言われようが、大好きな彼女だ。
さっきのあの場面に遭遇するまで、世界で一番好きだった人だ。
それを簡単に嫌いになんてなれない。
信じたいと思う。
ふ、と思いだした。
そう言えば、こないだ新しいアプリが出来て
興味本位でダウンロードしたのだ。
それは 『嘘発見機アプリ』
声紋から、声の抑揚を拾って、その人が嘘を言っているかどうか分かるというものだった。
コクリ、と自然に喉が鳴る。
俺はアプリを起動させて
そして彼女の留守電メッセージを再生した。
何度聞いても、胸が痛くなるような悲痛な彼女の声が響く。
ディスプレイには判定中、暫くお待ちください、の無機質な砂時計がくるくる回る。
永遠とも思える数秒後に。
爽やかとも思える音声で、機械は喋った。
ピッ
「嘘です」
俺の人生は終わった……
いやいやいやいや。
待て待て待て。
機械に彼女の何が分かる?
こんなお遊びアプリなんかで、彼女の真意が分かるはずないじゃないか!
自然と涙目になって、歪む視界を無理矢理笑い飛ばして
俺は待ち受け画面で微笑み返してくれる彼女の笑顔をじっと見た。
そうしているうちにだんだん、俺が信じなくてどうする?という心境になってきた。
そうだ。
世界で一番愛している人を、俺が信じてやらなくてどうする?
間違いだったとしても、人間なんだから誰だって間違うことくらいあるさ!
そうさ!そうだろう?
誰にでもなく同意を求めて。
俺は再び、アプリを起動させた。
このアプリが、信頼できないと証明してみせるさ!
俺は起動したアプリに向かって
自信満々に言い放った。
「俺は彼女を信じてるし、間違いを許せるさ!」
ディスプレイには再び判定中、暫くお待ちください、の無機質な砂時計。
そしてその数秒後に。
爽やかとも思える音声で、機械は喋った。
ピッ
「嘘です」
うん。ですよね………
俺は携帯の電源を再び落として、真っ暗になった画面をただ何気なしに見つめ続けた。
完
という夢でした…
最近2chの浮気復讐スレとか読んでたからですかね??
なんか淡々としてて、面白かったですwww
続きは拍手御礼メッセです★
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